幾つかのローカル・バンドを経て16歳の時に兄ルドルフ・シェンカーも在籍するSCORPIONSに参加。1STアルバム「LONESOME CROW」も完成させたが、直ぐに脱退、単身イギリスに渡りUFOに参加する。
マイケル加入後のUFOは大躍進を遂げ世界的成功を収めるも、精神状態に混乱を招いたマイケルは幾多の失踪騒ぎを起こし、そのまま脱退そして自身のリーダー・バンド、MICHAEL SCHENKER GROUPの結成へと動く。セッション・ミュージシャンを起用して完成された1stアルバム「THE MICHAEL SCHENKER GROUP」が'80年にリリース、これが日本を筆頭に世界で大ヒットを記録する。その後もメンバー・チェンジを繰り返しながらもコンスタントにアルバムをリリース、シーンの第一線で活躍し続けその名を揺ぎ無いものにしていくが、'91年に活動停止を宣言。
しばらくソロ活動をしていたマイケルであるが'93年には古巣UFOへと奇跡の復帰を遂げ、'94年アルバム「WALK ON WATER」を発表、同年にはこの編成で来日も果たしている。しかしながら、この再結成UFOも長続きはせず、マイケルはアルバムを1枚制作したのみでまたしても脱退、同時にMSGを復活。その後UFOまた再加入しMSGと並行して活動していくも、これまた2枚のスタジオ作を残したのみで再脱退。
以後カヴァー・アルバムをメインとしたソロ活動と共にMSGを存続させ、バンド結成25周年を記念して往年のヴォーカリストをゲストに迎え、新作「TALES OF ROCK‘N’ROLL」を発表する。
そして2008年、ヴォーカルに初代ヴォーカルのゲイリー・バーデン、ベースにニール・マーレイ、キーボードにドン・エイリー、ドラムにサイモン・フィリップスといった豪華はメンバーを迎えたアルバム「IN THE MIDST OF BEAUTY」を発表、原点回帰したMSGが初期の編成でツアーを行うことが発表され、ゲイリー・バーデン、クリス・グレン、テッド・マッケンナ、ウェイン・フィンドレイといったほぼ初期のメンバーが集まっての来日公演を大成功に収めた。そして2010年、ゲイリー・バーデン、ウェイン・フィンドレイの他に、なんとサイモン・フィリップスとニール・マーレイが参加し、1月のマイケル・シェンカー・グループ生誕30周年記念コンサートを実現し、大成功に終えた。
2011年9月には久々のソロ・アルバム「TEMPLE OF ROCK」を発売、2012年3月にはソロ名義として再び来日公演を行い大成功させた。2015年にはグラハム・ボネット・バンドとのジョイント・ツアーも行い、大きな反響を呼んだ。
2016年にはMSG時代に在籍したオリジナル・ヴォーカリスト3人(ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリー)、更にクリス・グレン、テッド・マッケンナ、スティーヴ・マンをバンド・メンバーに迎え、「MICHAEL SCHENKER FEST」として大規模なフェスティヴァルにも出演し、来日公演も行っている。