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CRY VENOMはポスト・パンク/ハードコア・バンド、Falling in Reverseで活躍したイギリス人ギタリスト、ジャッキー・ヴィンセント<G>によって、2013年に新世代のパワー・メタル・バンドとして結成された。
ツアー中に知り合ったキーボード奏者のコルトン・メジャーズ<Key>とジャッキーは、自身がヘッド・ライナーとして参加していた“WARPED TOUR”に来ていたDavey Suicideのベーシスト、ニコ・ジェミニ<B>をリクルートし、その後ニコの幼馴染で、ウクライナ版Xファクターのファイナリストになったこともあるロシア出身の実力派シンガー、アレクシー・スミロフ<Vo>、そしてジャッキーが実力を認める無名の若手ドラマー、ワイアット・クーパー<Ds>を加え、バンドは現在のラインナップ(平均年齢は20代)となった。
ジャッキーはソロ・ギタリストとしても注目を集め、多くのギター・ヒーロを世に送り出したことで知られるレーベル、Shrapnel Recordsからソロ・デビュー・アルバム「Star X Speed Story」を2013年にリリース。 アルバムは、アメリカのギター・ワールド誌で同年のベスト・シュレッド・アルバム部門、第3位、またジャッキーもジョー・サトリアニ、ジョン・ペトル-シについでベスト・シュレッダー、第3位に選ばれた。
2016年、クラウド・ファウンディングによってアルバムの制作資金を獲得したバンドは、かつてジャッキーがFalling in Reverse時代にアルバム「Just Like You」を共に制作した、ロサンゼルス在住のプロデューサー、チャールズ・カラガン・マサボと共にアルバムの制作を開始。 そして待望のデビュー・アルバム「Vanquish the Demon」は完成し、同年12月にアメリカのiTunesで先行リリースされ、メタル・チャートで10位をマーク。 日本では2017年4月にキングレコードからリリースされた。
パワー・メタル、メタル・コア、ゲーム音楽、クラシック、そしてエレクトロニック・ミュージックからの影響を受けてた彼らのサウンド。 コルトン<Key>はパワー・メタル・スタイルのシュレッディングに加え、ストリングスやエレクトロ・サウンドのアレンジでもその才能を発揮し、またアレクシー<Vo>はオペラとメタル、メタルとポップ・ヴォーカルの両方に熟練した多彩なスタイルで個性を輝かせる。 そして、そこにジャッキーのシグネチャーでもあるメロディックかつエクストリームなテクニカル・ギターが融合し、CRY VENOMは全く新しいサウンド“ハイブリッド・スピード・メタル”を作り出している。