ULI JON ROTH

ULI JON ROTH
ウリ・ジョン・ロートは、ハード・ロック・ギターの可能性に挑戦してきたパイオニアだ。 40年以上にわたってスコーピオンズ、エレクトリック・サン、そしてソロ・アーティストとして活躍する彼は7弦/30フレット以上の“スカイ・ギター”を開発、自らプレイするなど、いかんなく天才ぶりを発揮している。
1954年12月18日、西ドイツ(当時)のデュッセルドルフに生まれたウリはジミ・ヘンドリックスに衝撃を受けてプロ・ギタリストを志し、いくつかのバンドを経て1974年、スコーピオンズに加入。『電撃の蠍団/フライ・トゥ・ザ・レインボウ』(74)、『復讐の蠍団/イン・トランス』(75)、『狂熱の蠍団/ヴァージン・キラー』(76)、『暴虐の蠍団/テイクン・バイ・フォース』(77)を発表し、ドイツ出身のハード・ロック・バンドとしては世界で初めて成功を収める。1978年4月の初来日公演を収めた『蠍団爆発!!スコーピオンズ・ライヴ/Tokyo Tapes』はライヴ・アルバムの名盤として聴き継がれている。
自らのバンド、エレクトリック・サンを結成したウリは『天地震動』(79)、『ファイヤー・ウインド』(81)、『アストラル・スカイズ/天空よりの使者』(85)を発表、世界進出を図っており、イングヴェイ・マルムスティーンら新世代のギタリストにも影響を与えた。
1990年代には“スカイ・オブ・アヴァロン”三部作の構想を発表、『プロローグ/天空伝説』(95)をリリースするが、三部作が完結することはなかった。
2001年に23年ぶりの来日を果たした後、ウリは旧友スコーピオンズと再合体。2006年には世界最大のメタル・フェス『ヴァッケン・オープン・エアー』で共演している。2015年にスコーピオンズ時代の名曲の数々を再演した『スコーピオンズ・リヴィジテッド』を発表したウリは同年2月に同コンセプトの来日公演を行う。この模様はブルーレイ/DVD/CD『スコーピオンズ・リヴィジテッド・ライヴ・イン・ジャパン』として2016年夏にリリース予定だ。


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