2011年チュニジアの首都チュニスで、マレク・ベナルビア<G>が前身バンドのX-TAZYを結成。最初は幼馴染みと共にバンドをスタートさせた。2003年3月にエリエス・ブシューシャ
2006年3月にチュニジアでロバート・プラントとADAGIOのサポート・アクトを務めた際、ADAGIOのケヴィン・コッファート<Key>と出会ったことがバンドの運命を左右することになる。バンドの事を気に入ったケヴィンは、以降、バンドをアドヴァイスするようになり、バンドはオリジナル曲に力を入れるようになる。同年9月にニュー・メンバーとしてアニス・ジュイニ<B>を迎えた彼らは、これまでとは異なるオリジナルなバンドを目指すことを決意し、名前をX-TAZYからMYRATHに改名した(MYRATHとはアラビア語でLEGACY(遺産)を意味する言葉である)。
同年12月にはケヴィン・コッファートのプロデュースの下、デビュー・アルバム「HOPE」をレコーディング。その後、2007年6月にザヘル・ゾルガティ<Vo>が加入し、概ね現在のラインナップが揃うことになる。アルバムの好評を受けて、彼らのもとには多くのライヴのオファーが舞い込み、FIREWIND、ADAGIO、AFTER FOREVERといったバンドのサポート・アクトを務めながら、数々のフェスティヴァルに出演。国内外でもライヴを行なうようになり、MYRATHの名前は少しずつワールドワイドに広まっていく。
そして、2010年1月にセカンド・アルバム「DESERT CALL」をリリース。前作同様、ケヴィン・コッファートがプロデュースしたこのアルバムでは、前作が完成した後に専任シンガーとして加入したザヘル・ゾルガティの存在が何よりも大きく、キーボード奏者のエリエス・ブシューシャが歌っていた前作よりもヴォーカル面での説得力や深みが増したことはもちろんのこと、ソングライティングの面でもザヘル・ゾルガティはバンドに貢献し、この2作目でMYRATHは確実に前進した。
2011年9月にサード・アルバム「TALES OF THE SAND」をリリース、同年12月には待望の日本でのリリースも決まり、この3作目で待望の日本デビューを果たす事になる。本作ではミキシングをケヴィン・コッファートとフレドリック・ノルドストロームが共同で行ない、マスタリングはイェンス・ボグレンに依頼。共にスウェーデンのへヴィ・メタル・シーンで長年手腕を振るってきた達人であるフレドリック・ノルドストロームとイェンス・ボグレンの助力を得たことで、サウンド・プロダクション面の大幅な強化を実現した。その後、バンドは新たにモーガン・バーセットをドラマーに迎えて長期のツアーに出ることになる。
2016年、3月バンドは約4年ぶりとなる4枚目のスタジオ・アルバム「LEGACY」を発表し、日本でも前作以上の話題を呼ぶ事になる。
そして、同年10月、LOUD PARK16でいよいよ初来日が決定した!!(ライナーノーツより抜粋)