Helloween
マイケル・ヴァイカート/ Michael Weikath (g.)
アンディ・デリス/Andi Deris (vo.)
マーカス・グロスコフ/ Markus Grosskopf (b.)
サシャ・ゲルストナー/ Sascha Gerstner (g.)
ダニー・ルブレ/ Dani Loeble (ds.)
ドイツ、ハンブルグにて結成。84年カイ・ハンセン(g,vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)の4人組IRON FISTが「DEATH METAL SAMPLER」というコンピレーション・アルバムに参加するのを機に改名、HELLOWEENとしての活動をスタートする。85年、5曲入りミニ・アルバム「ハロウィン」でドイツのヘヴィ・メタル・レーベル“NOISE INTERNATIONAL”からデビュー。同年には初のフルレンス・アルバム「ウォールズ・オブ・ジェリコ」、翌年にはシングル「ジューダス」を発表。87年、専任ヴォーカリストとしてマイケル・キスク加入後制作されたアルバム「守護神伝~第1章」が、独、欧州で大ヒット、日本でもデビュー。同年秋に初の日本公演を行い、日本のファンに強烈な印象を残す。 88年、「守護神伝~第2章」発表、欧州では前作を大きく上回る大ヒット作となり、日本でも人気が爆発する。89年にカイ・ハンセンが脱退。後任ギタリストにローランド・グラポウ加入後、5月に2度目の来日公演。92年にNOISEからEMIレーベルを移籍し、「ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ」発表、9・10月に3度目の来日を果たす。93年、新境地を開いた作品「カメレオン」発表、11・12月に4度目の来日を果たすが、94年の幕開けと同時にマイケル・キスクが音楽的方向性の違いから、インゴ・シュヴィヒテンバーグが病気のため、それぞれバンドを去り、後任としてアンディ・デリス(vo)、ウリ・カッシュ(ds)を迎え、「マスター・オブ・ザ・リングス」を制作。 94年8月に発売となった「マスター・オブ・ザ・リングス」は発売月に10万枚のセールスを記録。オリコン誌洋楽アルバム・チャートではNo.1となった。96年3月には、新ラインナップでの第2弾アルバム「タイム・オブ・ジ・オウス」をリリース、10都市13公演に及ぶ来日公演も成功、アルバムは約20万枚のセールスを記録している。98年3月には、新ラインナップで3作目となる「ベター・ザン・ロウ」を発表、発売日に10万枚以上のセールスを記録。99年にはカヴァー・アルバム「メタル・ジュークボックス」、00年には通算9作目のスタジオ・アルバム「ダーク・ライド」をリリース、01年3月には8度目の来日公演も成功した。そしてバンドは02年ベスト・アルバム「トレジャー・チェスト」をリリース(限定版3枚組みBOXも同時リリースされた)、20世紀のハロウィンを総括した。バンドは新しいギタリスト、サシャ・ゲルストナーを迎え、ドラムをミッキー・ディー(MOTORHEAD)にヘルプを頼み(アルバム制作後にステファン・シュヴァルツマンが加入)、「ラビット・ドント・カム・イージー」を03年に完成させた。そのジャパン・ツアーでは、TWILIGHTNING、DRAGONFORCEというその年最もイキのいい新人2バンドを前座に従え、あらためてその存在感の大きさを見せつけた。この後マネージメントを移籍し、新作の準備にとりかかる。音楽性の相違でステファンは脱退するも、元RAWHEAD REXXのダニー・ルブレを迎え、05年には「守護神伝 -新章-」を発表、名盤の名に恥じない続編となった。この時のツアーはDVD化された。そしてバンドは2007年に「ギャンブリング・ウィズ・ザ・デヴィル」を発表、現ラインナップの充実ぶりが如実に現れる傑作となった。そしてバンドはガンマ・レイとのまさに奇跡的カップリング・ツアーを実施し、大絶賛を得ることとなった。09年12月にはバンドの25周年を記念したリアレンジ・ベスト・アルバム「アンアームド」を日本でリリースした。