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2006年、日本史上最大のメタル・フェスティバルとして“LOUD PARK”誕生。2日間合計で約30,000人の動員を記録し、大成功を収めた。第1回目終了直後から早くも次回の開催を要望する声も多かったが、2007年には場所をさいたまスーパーアリーナへと変更し、2007年、2008年にも開催。座っても楽しめる環境が好評を博し、2008年には33,000人の動員を記録した。その後2009年幕張、2010年さいたまと場所を移すも毎年成功を収めていることで、世界中のメタル・シーンにおける認知度も飛躍的に高まっている。

アーティスト・ラインナップもこの上なく豪華で、2006年にはスラッシュ・メタル界の生ける伝説“SLAYER”、完全復活を成し遂げた“MEGADETH”、2007年には今は亡きディオ率いる“HEAVEN AND HELL”、ロック界の異形のカリスマ“MARILYN MANSON”、2008年には80年代よりバッド・ボーイズ・ロックの代名詞として活躍を続ける“MOTLEY CRUE”、メタルの枠を超越し続ける覆面集団“SLIPKNOT”、2009年にはメタル・ゴッドの異名を取る“JUDAS PRIEST”と再び帝王“SLAYER”、そして2010年には暗黒界のプリンス“OZZY OSBOURNE”、モダン・ヘヴィ・ロックの元祖“KORN”が出演。世界でも類を見ない日本独自のラインナップが一堂に会すことが大きな特徴でもある。午前11時から午後10時までの11時間×2日間に渡って爆音を放ち続け、超満員のオーディエンスを文字通り熱狂の渦に巻き込み、会場内にはメロイック・サインが終始咲き乱れた。

オーディエンスの年齢層も10代~50代と非常に幅広く、各年代のメタル層を取り込むことに成功したと言えるだろう。さらにスラッシュ、メロディック・デス、メロディック・スピード・メタル、ロックンロール、ハードコア、シンフォニックといった細分化されつつあるメタル・シーンを集約した内容になったことも成功の大きな要因となっている。また、場内に出展されているレコード会社や楽器メーカーのブースでも、グッズ配布やサイン会などのイベントを実施。アーティストとファンとの交流を深める貴重な機会を提供している。